朝なんとなく覚えのある痛みが登場。

その日は息子を預けて旦那と映画を見に行く予定だったが念のため中止する。

そして今回の出産にはお題があった。題して『ストイックなまでに呼吸法をしまくる』だ。

以前「呼吸法で陣痛がかなり楽になった」という記事を読んでほほうと思ったのだ。１人目なんて呼吸法の「こ」の字もなく呼吸法なんて都市伝説みたいなもんだろうと勝手にガセネタよばわりしたのだが実際は大変痛かった。痛い目をみまくった。だから今回は呼吸法にこの身を預けてみよう。もう私は呼吸法に従順な犬だ、ワンワン！！

陣痛らしい痛みがきたらおおっ！！確かに楽だ！


＝2時間後＝


めっちゃうまくなった。

鼻からグワッと吸い込み口から細く長くフーっと出すことで痛みがかなり減る。



コツをつかんだのであとは普通の生活をする。
ご飯作って～洗濯して～息子の離乳食あげて～入院グッズ用意して～。そして1人目の時に我流であみだした子宮口よ開けよ体操をする（寝ながらM字開脚をしてセクシーなイメージで腰をクネクネ動かす謎の体操）

そして夜9時くらいになった時点で陣痛が5分間隔になってきたのでさすがに病院に電話。「いつでも来てね～」との事だ。

しかし息子の寝かしつけをして、出産を直前に緊張してアンニュイになっている旦那を励まして（なんだよこの状況）いるうちにあっという間に時間が過ぎ・・・・・



11時にズボッ！！とした感覚が股に！！

いかん！こりゃいかん！！

おそらく軽く頭出た！！



急いで旦那に病院に連れて行って～と頼むと
「こずのお母さんが夜勤から帰ってくるのが（母は看護師）深夜2時だから」もう3時間耐えて

とのアンサーが（←うちの父に寝ている息子を預けるのは不安と判断したらしい。）

えぇーーーーーーーーーーーーっ


「一応頑張ってみるけど…」と答えてはみたが、間隔はもう3分だし、
うん、ムリムリムリムリ。全然無理。

「お願いだからぁぁぁ！」と頼み込みやっと行けるようになったが旦那は父さんに子供が起きたときの方法やミルクの作り方等の説明をしている。

さすがに泣く妊婦（というかもうすでに軽くお産中）

どうにか病院に連れて行ってもらい診察をしたら子宮口全開＆破水＆頭も見えていた。前回の出産があまりにしんどかったので「あのー…今から無痛分娩にはできないでしょうかぁ…」と往生際悪く聞いてみたら「麻酔が効き始めるより産まれるほうが早いから！！」と言われ「えっ？それって一時間以内？」と聞いたら「そうです」とのこと。ラッキー!!

今回は目標どおり呼吸法でいきみを逃しているので一切叫ばない静かな分娩室。あぁあたしってすごい優秀？

陣痛がおさまると「旦那がですね～呼吸法で陣痛の痛みが軽かったから全然心配してくれなくってですねぇ～」とグチグチ語る（まぁ助産師さん全く聞いちゃくれないが）。


そんななか助産師さんが「どうする立会い出産できるけど、旦那さんは立ち会う？」と聞かれたので



即断る

いや、だって気使うし。

そしていよいよ力んでOKの指示が出たので前回の反省を生かし、今回は迷いなく

『超でかいうんこを出す勢いでー！！』


と渾身の力を股に集中させ子をひねり出す。3回目でどぅるんと出てきた感覚があったので「よっしゃ！旦那！もう来ていいよ！」と叫んだら「マジで！？」と爽やかに登場。いそいそとへその緒を切ってくれました。

病院について30分。無事に赤ちゃんが産むことができました。


ガッツ石松そっくりな女の子でした。