デブのわりに母乳が出なかった。入院疲れで退院した途端風邪を引き、さらに出なくなった。
赤子には全然乳が足りないらしくしょっちゅう泣く。でも母乳のうちは粉ミルクはあげないようにと病院で言われたし家族も皆母乳で育ててと言っている。
でも赤子は泣いている。

ある日、腹が減っているのだろう、いくらあげてもあげても、すぐに泣き１２時間くらいそんな感じだった。旦那に電話をしても「もうちょっと頑張ってあげてみて」という。でも私にとってもう頑張りすぎてるほど頑張っている。

もう限界だと感じて保健所に「あのーぜんぜんなぎやまなぐっでぇぇぇぇ…（全然泣き止まなくて）でもごなびるぐはだめっでいわれでぇぇ（でも粉ミルクは駄目って言われて）」と電話をしたら「少しならあげていいわよ！！」と励ましてもらったのだが、あまりにもミルクは駄目という先入観が強くなり不安だったため、今度は産んだ病院に「みるぐあげでもいいでずがぁ？？（ミルクあげてもいいですか）」と電話したらここでもOKをもらった。

しかしそれでも不安なので旦那に「ほげんじょどびょういんでいいっでいわれだがらあげでもいいでずがぁ？？」と聞きここでOKが出てやっとミルクをあげることができた。

このときから母乳＋ミルクとなりグンと落ち着く赤子。はぁ良かったと思っていたのだが、このミルクをあげているという話をすると母乳派の意見と言うのは大変根強く

「母乳マッサージを頼むといいみたいよ」と義母だったり

「暖めるといいよ」「もちを食べるといいよ」と年配の方だったり

「母乳じゃないとすぐ風邪をひくよ！母乳が一番！」と親戚だったり

「出なくてもあげ続ければ出るようになるよ」と知り合いだったり

色んな人がアドバイスをしていった。そして私は母乳プレッシャーで完全に打ちのめされた。

結局１ヶ月程度で乳も全く出なくなり完全にミルクのみになったのだが、その後も風邪をひくたび、健診、何かあるたび「母乳じゃないから」という言葉を聞かされ大変きつかった。

私は母乳が沢山出る人の気持ちは分からないが、母ってもんは出るにしろ出ないにしろそれなりに苦労するんだと思う。乳騒動で大いに傷ついたが皆に悪気はないのだ。ただ本音としては「それでいいんだよ」と皆に言ってほしかった。産後はデリケートというが本当だなぁとつくづく思った出来事だった。